大学院生・研究員募集

 生物学における様々な実験技術の進展によって、これまでの主流であった限られた実験データから結論を紡ぎ出す研究スタイルに加えて、膨大な実験データの中から意味のある結論を抽出するというdata-richの研究が立ち上がってきています。こうした研究においては、そのデータを適切に処理する解析の技術と、そこから情報を抽出するために必要な理論体系が重要となります。私は、細胞モデルを利用した理論研究、大自由度データを適切に扱う解析技術の開発、そして網羅的なデータ取得のための実験研究を組み合わせることによって、生物という複雑なシステムが持つ性質を少しでも明らかにしたいと考えています。また、そうした研究成果に基づいて、生物の工学的な利用や、生物に学ぶ新たな人工システムの開発などに取り組んでいます。

 私の研究内容のページを見て頂くと解るように、私の研究内容は比較的多岐に渡ります。こうした研究や、あるいは研究スタイルに興味を持ち、一緒に研究してみたいと考えた方は、左の連絡先まで是非とも連絡をして下さい。修士・博士の課程の学生として研究したい人は、一度、研究室を訪問されることを是非お勧めします。